富士通が富士ゼロックス東に圧勝
 脚力と判断力兼備のエースRB金
 今季の富士通の注目は、RB金雄一(26歳)だ。日本大4年時には、関東学生リーグスコアリング、キックオフリターン、パントリターンの3部門で1位、ラッシングでは6位となる59回614ヤード12TDで記録し、90年以来17年ぶりの甲子園ボウル出場の原動力となった。富士通では09年の新人時から、ラッシング部門でディビジョン6位、チームトップとなる29回185ヤード3TDを記録。翌年には、ノートルダム・ジャパン・ボウルの日本代表に選出された。
 この試合では5回42ヤード2TDを記録、ラインの間を抜けてタックルにくる守備をカットバックでかわし前進する巧みさを見せたが、「カットバックを始めから狙っているわけではありません。まずはラインがしっかりブロックしてくれているかを見ます。抜けた後は守備の流れを見てカットバックを切るか、そのまま加速して抜けていきます」と金。175センチ75キロ、40ヤード4秒5の加速力と守備の流れを判断する洞察力を持つ。「走れている一番の理由はみんながしっかりブロックしてくれているからです。チームは何度も社会人決勝まで行きながら、優勝できませんでした。今年こそはなにがなんでも日本一になります」と意気込みを語った。
 試合は富士通が終始ノーハドル攻撃を展開し、守備は前半だけで3ターンオーバーさせる堅守を見せ圧倒した。開始早々にQB吉田のランで先制、1Q10分、2Q1分にはRB金のTDランで21対0。2Q7分には吉田から清水へのTDパス、9分に吉田の20ヤードTDランが決まり、11分にK西村が44ヤードFGを成功させ、前半で38対0と勝敗を決めた。
 10月1日(土)に、富士通はオール三菱と対戦する。
2TDを記録した富士通エースRB金雄一

 9月18日(日)、イーストディビジョン第2節、富士通対富士ゼロックス東が川崎球場で行われ、63対3で富士通が勝利。戦績を2勝0敗とした。