王者オービックがノジマ相模原に辛勝
 決勝点は東北支援するWR萩山
―Xリーグ開幕東京ドームシリーズ第3戦
 試合を決めたのは、4Q2分に決勝のパスを通した日本代表のパスコンビ、オービックのQB菅原とWR萩山竜馬(26歳)だ。「よく菅原と合わせたパスコース」と萩山、守備を大きく引き離してエンドゾーン右奥で捕球した。
  萩山は母校の東北大アメリカンフットボール部のヘッドコーチもつとめる。平日は大学がある宮城県仙台市でコーチをし、週末はシーガルズの本拠千葉県習志野市へと通う生活は今年で5年目となる。07年にオービックに入団し、春季にはNFLヨーロッパリーグに挑戦したこともある。今年7月の第4回世界選手権の日本代表メンバーとして、銅メダル獲得に貢献した。
  183センチ、92キロ、40ヤード4秒5で走り高いパスにはCBに競り勝つジャンプ力と捕球力を兼ね備える。取材に応じる丁寧な言葉遣いや優しい口調から、物腰低く誠実な印象を受けるが、「守備をかわしてプレーする事が多かったが、世界を経験してそれでは通用しないことがわかりました。強引に腕で守備を払ったり、接触を避けずに人に対して強くプレーすることを追求していきたいです」と強い信念で一歩上を目指す姿勢がある。
  「世界席選手権で、例年より遅く8月からチーム練習に参加しましたが、その分自分としてはQBとコミュニケーションを取れておらず、詰めの甘さが出ました。この課題を修正して次の試合に臨みたいです」
  試合はオービックが1Q9分にK金親のFGで先制、2Q早々にノジマ相模原のQB木下にTDパス(キック不成功)を決められたが、3分にRB古谷が独走TDを返して、前半は10対6。3Q5分にはQB菅原がゴール前から飛び込み17対6。4Q1分、6分にはノジマ相模原にFGを決めら4点差に迫られたが、9分の菅原―萩山のTDパスで突き放し、反撃を1TDに抑え逃げ切った。(I)
4Q決勝TDパスを捕球したオービックWR萩山

 9月7日(水)午後7時から東京ドームで、セントラルディビジョン第1節オービックシーガルズ対ノジマ相模原ライズが行われ、昨年の王者オービックがX1昇格初試合のノジマ相模原の挑戦を、24対19で退けた。