オービックが日本一2連覇
 日本選手権第65回ライスボウル
 オービックQB菅原俊が、チームの全TDとなる5TDを上げる活躍を見せた。パスは成功率68%平均獲得距離が9.2ヤード、TD率13.6%インターセプト率4.5%で、NFLで用いられる算出方法で計算されたQBレイティングでは118を記録し、NFLパッカーズの名QBアーロン・ロジャースとほぼ同じ数字。ランでも鋭い上がりでブロックの隙間を走り抜けると、エンドゾーン前でタックルを引きずりながら走るという、シーズンでは見せなかった力強さを発揮し2TDを上げた。
 菅原は「前半はリズムを作ることができず苦しい展開でした」と試合を振り返った。関学の多彩な守備体型から繰り出されるDLのラッシュやLBのブリッツに苦しめられ、エンドゾーン前ではロスタックルを受けFGに抑え込まれた。「それでも、後半は攻撃コーディネーターが2本立て続けに清水さんへのロングパスをコールしてくれました。『もっと強気でいけ』というベンチからのメッセージと思い、ここで決めなければと意気込みました」。清水への45ヤードロングパスが決まるとチームは勢いに乗り、4Qだけで27得点をあげた。2年連続のMVP受賞は、QBでは87、88年の東海辰弥(当時京都大)以来、24年ぶりとなる。「チームのみんなに支えられて賞が取れたと思っています。震災でグラウンドが崩壊し、0からスタートした年にここまでこれて感慨深いものがあります。最後に日本一という最高の結果を残せてよかったです」と傷だらけの腕で表彰杯を抱えながら、満面の笑みだった。
 試合は4Qにオービックの攻撃が爆発。11対17で迎えた4Q早々にQB菅原へのTDランが決まり18対17。5分にFGを決められたが9分に菅原のTDラン、10分に菅原からWR阿南へのTDパス、13分に菅原からWR木下へのTDパスが決まって38対20と一気に突き放した。(石井雄基)
2年連続MVP受賞のオービックQB菅原

 1月3日(火)、東京ドームで日本選手権第65回ライスボウルが行われ、オービックシーガルズが38対28で関西学院大ファイターズを破り、社会人代表としては史上2チーム目となる2連覇を達成した。(観客25059人)