3TDで社会人日本一決めたWR木下
 第25回ジャパンエックスボウル
 後半を3対7の劣勢で迎えたオービックに流れをよんだのが、WR木下典明だ。3Qのキックオフリターンで、「右サイドへのリターンが多く、守備が右によっていたので逆サイドを狙った」という言葉通り、ブロッカーをいかしながら左サイドを走り抜け98ヤードリターンTDを決めると、4Q4分にはエンドゾーン前で捕球し2人のタックラーを引きずりながら最後は倒れ込むようにTD。6分には緩急のついたフェイクから快足で一気に加速して相手を引き離して捕球、エンドゾーンまで68ヤードを独走し3本目、シーガルズの全TDをあげ、世界級の力を見せつけた。
 「空いているレシーバーに菅原が上手く投げて分けてくれました」と木下、WRとしては史上3人目となるMVPを受賞したことに対し、「NFLを唯一経験している人間として、他の選手を違ったところを見せないといけないと思い試合に臨みました。ライスボウルでは大学時代にライバルだった関西学院との試合、必ず勝って日本一になってみせます」と笑顔で話してくれた。
 オービックは3対7で前半を折り返したが、ここから猛攻を見せた。3Q10分にFGを決められたが、直後のキックオフでWR木下がリターンTDを決めた9対10。4Q4分に、QB菅原から木下へTDパスが決まり、ツーポイントコンバージョンも成功して16対10とした。6分にも菅原から木下へのTDパスが決まって24対10と大きく引き離した。9分にはTDランをきめられ、24対17。残り1分には、自陣10ヤード前まで攻めこまれたが、LB塚田がインターセプトし決着した。
  ウォリアーズアワードはDL岡本遥(富士通)、MIPはQB出原章洋(富士通)が受賞。
  オービックは、1月3日(火)に東京ドームで行われるライスボウルに出場、関西学院大と五度目の日本一をかけて対戦する。(石井雄基)
決勝点の3TD目となる捕球を見せたWR木下

 12月19日(月)、夜7時から東京ドームで、日本社会人選手権第25回ジャパンエックスボウルが開催され、オービックシーガルズが24対17で富士通フロンティアーズに辛勝、史上5チーム目となる連覇を達成した。(観客19864人)