第21回シュガーボウル

関西代表がダブル優勝

第21回シュガーボウル(2012年6月17日 横浜スタジアム)

TOUCHDOWN杯を受ける女子最優秀選手の高田真理子(ライオッツ)


オープン最優秀選手の栗岡平始(ラファーガ)

女子ベスト6。左から濱岡風花(ライオッツ)、大恵愛実(ユニコーンズ)、河合裕子(アウィ)、山崎実果(神戸)、渡邊智子(郡山)、木絢子(ワンパック)


オープンベスト6。左から大坪陽介(リベンジャーズ)、矢谷敬文(ラファ)、岸本亮(ライズ)、井岡淳(ジャンブル)、新井睦(ブルームーン)、Simon Eden-Walker(ピークス)

初優勝のライオッツ



  6月17日(日)、第21回シュガーボウル(主催 日本タッチアンドフラッグフットボール協会 NPOフットボールジャパン、主管 一般女子タッチフットボール連盟、(協力)オープンタッチフットボール連盟、審判連盟、後援 TOUCHDOWN、企画運営 ワールドスポーツネットワーク)が横浜スタジアムで開催された。女子はライオッツ(関西一般2位)、オープンはラファーガ(西日本1位)の、共に関西連盟所属の若いチームが初優勝を決めた。

亡き仲間に捧げる日本一

  ライオッツが13対6で関西アウィリーズ(関西一般1位)を下して初の日本一となった。1Q4分に先制(TFP失敗)され0対6とされたが、2Q5分にQB吉田からG西古へのTDパス(TFP成功)が決まり7対6と逆転。3Qは互いのパス守備が冴え得点が入らず、4Q6分にWR高田への決勝点となるTDパス(TFP失敗)が決まって13対6とした。残り1分30秒からのアウィの猛追をDB濱本がインターセプトでシャットアウトし試合終了となった。
  ライオッツは05年に主将の吉田茉充子と今井彩子が中心となって結成。吉田は「学生時代に試合を通じて対戦相手と仲良くなった同期と一緒に結成しました。面白い仲間が集まったので、面白い人を意味する『ライオット』を複数形にしてチーム名にしました」。関学、武庫女、立命館、神戸大出身の仲間で立ち上げた。当初のメンバーは5人しかおらず、試合時は助っ人を探し回った。中でもメンバーでないにも関わらず、頻繁にチームに参加し支えてくれたのが神戸大出身の平林祐子さんだった。「彼女にはチームが出来てから、本当に助けてもらいました」。しかし、昨年2月のニュージーランド地震で他界した。チームは「彼女が座右の銘にしていた」という『念ずれば花ひらく』をスローガンに日本一を目指し、昨年はさくらボウル初出場を果したが敗戦。今大会で念願の日本一を獲得した。「いまのチームがあるのも彼女のおかげです。チームの活動が一つ形になったのでしっかり報告に行きたいです」。
  最優秀選手は高田真理子(ライオッツ)。ベスト6は、木絢子(ワンパック)、渡邊智子(郡山女子大)、山崎実果(神戸大)、河合裕子(アウィ)、大恵愛実(東京ユニコーンズ)、濱岡風花(ライ)。順位は1位ライ、2位アウィ、3位神戸大、東京ユニコーンズ(関東一般1位)、5位ワンパック(関東2位)、郡山女子大(東北)、7位名古屋外大(東海)、成城大(関東学生1位)。
  神戸大(関西学生1位)は準決勝でアウィと対戦。QB/DL山崎が攻守に渡り活躍、20対20の同点で迎えた4Q4分にTDパス(TFP成功)で突き放され20対27。残り1分からの逆転をかけた最後の攻撃はインターセプトされ万事休すとなった。ユニはライと対戦、QB足立からWR大恵へのパスを中心に攻撃を展開するが、ライに万遍なくパスを決められ6対27で敗退した。
ワンパは1回戦で神戸大と対戦、前半を12対20で折り返したが、堅守に阻まれ追加点をあげられず12対27で敗退。郡山女子大はアウィと対戦、WR渡邊の走捕を中心に攻撃を展開し試合終了残り1分でTDして31対32、逆転の2ポイントコンバージョンを狙ったが阻まれ惜敗した。成城大はライと対戦、守備のラッシュが影響してQB小市のパスが定まらず6対27で敗退。名古屋外大はユニと対戦、QB柴原からWR石黒へのパスで攻めこむも得点に繋げられず6対27で敗戦した。

オープンに新風を吹き込んだラファーガ

  オープンでも、ラファーガ(西日本1位)がチーム創設2年目にして初の日本一となった。
  決勝戦は昨年と同様、兄貴分であるライズ2003(西日本2位)との対戦だったが19対12で勝利した。1Q4分にQB矢谷がTDパス(TFP失敗)で先制し6対0、7分に返されたが2Q6分と7分にTDパス(TFP失敗と成功)を再び決めて19対6で前半を折り返した。4Q開始直後にTDパス(TFP失敗)を決められ19対12とされたが、残り1分からの猛追を2連続QBサックで止めた。
  主将の小杉は「みんな勝ち取った勝利、心から嬉しい」と笑顔だ。聖和大時代の仲間でチームを創設、「大学のチーム名はサンダーヘッド、日本語で入道雲です。これから何かを起こしていくという意味を込められていました。入道雲というのは消える際に強い突風を地上に吹き下ろすそうです。それを知って、その風にはこれからさらに新しい何かを起こしていくというイメージを受けたのでチーム名にしようと考えました」。大学を卒業し、社会人としてまたプレーする自分たちとあてはまると、暴風を意味する『ラファーガ』と改名した。「全国連覇を狙って、これからまたプレーしていきたいです」。
  順位は1位ラファーガ、2位ライズ2003、3位東京リベンジャーズ、FCジャンブル、5位松本ピークス、ブルームーン。
  最優秀選手は、栗岡平始(ラファ)。ベスト6はSimon Eden-Walker(松本ピークス)、 大坪陽介(東京リベンジャーズ) 井岡淳(FCジャンブル)、新井睦(ブルームーン)、矢谷敬文(ラファ)、岸本亮(ライズ2003)。順位は1位ラファ、2位ライズ、3位東京リベンジャーズ(東日本1位)、FCジャンブル(西日本3位)、5位松本ピークス(東日本2位)、ブルームーン(東日本3位)。(石井雄基)

第21回シュガーボウル 試合結果

レディース

オープン

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