第20回シュガーボウル

関西がアベック優勝!

第20回シュガーボウル(2011年5月21日 横浜スタジアム)

TOUCHDOWN杯を受ける女子最優秀選手の合田有希(関西アウィリーズ)

オープン最優秀選手の岸本亮(ライズ2003)


女子ベスト6。左から田中紀子、深見理絵(共に関西アウィリーズ)、北原順子、桑田有歌(共にヘイルメィリー)、江間舞子(ワンパック)、山崎実果(神戸大ルークス)

オープンベスト6。露崎健夫(バトルアルマジローズ)、高野翔(荒川ワイルドリバース)、篠部哲次(松本ピークス)、南大志(ラファーガ)、大屋祐貴(ライズ2003)、有川大介(FCジャンブル)


東北代表の郡山女子大KGCリベルタース


 

 5月21日(土)、第20回シュガーボウル(主催 日本タッチアンドフラッグフットボール協会 NPOフットボールジャパン、主管 一般女子タッチフットボール連盟、(協力)オープンタッチフットボール連盟、審判連盟、後援 TOUCHDOWN、企画運営 ワールドスポーツネットワーク)が横浜スタジアムで開催された。 女子は関西アウィリーズ(関西一般2位)が二連覇、通算4度目の優勝。オープンはライズ2003(関西2位)が初優勝を決めた。

 

アウィリーズが二連覇達成

 アウィがヘイルメィリー(関西一般1位)に16対0の完封勝利で、二連覇を果たした。
  1Q1分、アウィはヘイルのスナップミスによるセフティで2対0と先制。2Q2分には、QB佐野のランでTD(TFP成功)、6分にC深見へのパスで追加点をあげ(TFP成功)16対0で前半を終える。後半に入るとLB吉本、北原、東野らヘイル守備のラッシュで抑えこまれ、3Q2分にはヘイルのQBランでゴール前まで攻め込まれるがCB伴らのパスカバーで得点を許さない。4Qも堅守で逆転の機会を与えず、16対0で試合終了となった。
 MVPを受賞した合田有希は「今年から自分が新しく主将に就いたり、ほとんどの選手がコンバートしたりと、チームの将来を考えて代替わりを行ないました。みんな不慣れなポジションで、勝てるか不安でした」。チーム全員でシューズの靴ひもを青色に統一した。「気持ちを一つにしようと昨年から始めて、副将の岡田と準備してみんなに渡しました。チームスローガンである『全員の力』が出せたこそ勝てたと思います」。
 ベスト6は、田中紀子、深見理絵(共にアウィ)、北原順子、桑田有歌(共にヘイル)、江間舞子(ワンパック)、山崎実果(神戸大ルークス)。順位は1位アウィ、2位ヘイル、3位神戸大(関西学生1位)、ワンパ(関東一般1位)、5位慶応義塾大ブレイクス(関東学生1位)、ソングリバーズ(関東一般2位)、7位名古屋外大ニトロホークス(東海)、郡山女子大KGCリベルタース(東北)。

 ワンパは準決勝でアウィと対戦、QB脇坂のランやWR高木、江間へのパスを軸に攻撃を展開、6対13で迎えた4Q2分に敵陣まで攻め込むが、インターセプトされ逆転の芽をつまれた。11年さくらボウル覇者の神戸大はヘイルと対戦、QB山崎からC丸山、WR谷川、梅原らのパスを中心に攻めるがヘイルの堅守に1TD、6対20で敗退。
  ソングは1回戦で神戸大と対戦、RG歌川、LG尾城がパスプロテクションやキャッチで活躍、12対7でリードしていたが4Q7分にQB山崎(神戸大)のランで逆転され12対14で一歩及ばず。慶大は1回戦でアウィと対戦、LB佐藤、近藤、DB佐々木、重田ら守備陣の活躍で3Q終了時まで0対6と健闘していたが4Qに2TD奪われ0対20で敗退した。名古屋外大はワンパと対戦、QB小川のパスで2TDを奪うもパス守備が安定せず13対54と大敗した。
 東日本大震災被災地から参加した郡山大は初戦でヘイルと対戦、12対34で敗退したが4QにQB増子のランとWR渡辺へのパスで2TDをあげ昨年から成長を見せた。
 チームは福島県郡山市にあり、震災が起きた3月11日から1ヶ月間は活動が出来なかった。4月11日から活動を再開したが、原発事故の影響でグラウンドが使用できず、校舎付近の大学附属高の体育館を借りて練習した。屋外で練習が出来ない中、関東のチームから「関東に来て試合をしよう」という連絡を受けた。主将の嶋脇千晶は、「選手達は『スパイクを履いて外で思いっきり練習したい』と思っていたので、ソングリバーズさんやワンパックさん、関東の大学との試合が決まった時は本当に嬉しかったです」。関東に遠征し交流戦に臨み、終了後には対戦チームから懇親会を開いてもらい激励の言葉をもらった。「みんなに支えていただいて今大会に臨むことが出来ました。本当に今日は楽しかったです。一生の忘れられない思い出になりました」と話す笑顔には涙がうっすら浮かんでいた。

 

ライズが初の春制覇

 オープンではライズがシュガーボウル初優勝を決めた。決勝戦は後輩にあたるラファーガ(関西1位)との関西対決。ライズは1QにラファQB矢谷のTDランとLG南へのTDパス(共にTFP成功)で0対14と先制される。2Qは計5本のTDの取り合い。2分にライズがWR正木へのパスでTD(TFP成功)、5分にラファが南へのTDパス(TFP失敗)が決まるが、ライズがWR大嶋(伸)へのパスで追加点(TFP成功)。7分にはラファがWR濱本へのTDパス(TFP失敗)の直後、ライズがWR中川へのパスでTD(TFP成功)。21対26で前半を終える。3Q4分には岸本へのTDパスが決まり(TFP成功)27対26と逆転。4Q5分には自陣20ヤードまで攻め込まれるが、LB中谷がボールを叩き、LB中原がインターセプト。残り40秒で第4ダウン残り5ヤード、ダウンが更新できないとラファに攻撃権を与えてしまうが、LG大嶋(健)への7ヤードパスが決まり決着。27対26で初の王者となった。
  最優秀選手の岸本亮(ライズ)は、「予選でラファーガにはボロ負けしていたので、決勝で借りを返そうと試合に臨みました。出足に気負いすぎて空回ししていたチームが、一旦気持ちを落ち着かせて冷静にプレーできたのが勝因であり、全員が成長できた部分だと思います。ファイナルタッチで優勝すればチーム初の年間制覇、秋に向けて頑張って行きます」。
  ベスト6は露崎健夫(バトルアルマジローズ)、高野翔(荒川ワイルドリバース)、篠部哲次(松本ピークス)、南大志(ラファーガ)、大屋祐貴(ライズ2003)、有川大介(FCジャンブル)。順位は1位ライズ、2位ラファ、3位バトルアルマジローズ、FCジャンブル、5位松本ピークス、荒川ワイルドリバース。

 なお、大会のテーマである「みんなが立上がろう!東日本大震災」のもと、会場に設置された募金箱には15140円が集った。義援金として日本赤十字社を通じ被災地へ送られる。(石井雄基)

 

第20回シュガーボウル 試合結果

レディース

オープン

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