神戸大が10年ぶりタッチフット日本一

堅実スナップで攻撃を支えた神戸大C野村

第16回女子タッチフットボール王座決定戦さくらボウル(1月3日 東京ドーム)


最優秀選手の野村佳代(神戸大C/LB、4年)


 2011年1月3日、第16回女子タッチフットボール王座決定戦さくらボウルが東京ドームで開催され、神戸大(学生1位)が38対25でワンパック(社会人1位)を破り、10年ぶり3度目の日本一となった。最優秀選手に野村佳代(神戸大C/LB、4年)、敢闘賞に木絢子(ワンパWR/DB)が選出された。
  神戸の2年生QB弓山はWR山崎、鷲見(ともに2年)、田中(3年)らへのパスで23回投16成功145ヤード4TDを記録。自身のランでも1TDをあげ、守備に的を絞らせない攻撃を展開した。守備では3Q7分にCB福田(4年)が52ヤードのインターセプトリターンTD(TFP失敗)、3Q終了時で38対13とほぼ勝敗を決した。
 ワンパは4Q3分にQB脇坂からG佐々木へのTDパス(TFP失敗)で38対19。4分にはDB木のインターセプトしたボールをDB村林が受けて走りTD(TFP失敗)。38対25と猛追したが及ばなかった。
 神戸の攻守の核となったのは堅実なスナップと守備間のスペースに巧みに入り込むパスルートを走ったC野村佳代だ。
 野村がタッチフットに興味を持ったのは、入学時の新人歓迎だった。勧誘を受ける選手から日本一を真剣に目指す気持ちを感じた。
「中高ではバスケットボールをやっていましたが、先輩達の熱い姿を見て私も一緒にやってみたいと思いました。」
 入部当初から「ボールを捕るのがとにかく楽しくて好きだから」と、ポジションはWRだったが、昨季の先輩の卒業で人数不足となったCに転向した。
「QBも今年から始めたので、スナップで負担をかけないようにしようと1年間練習してきました」
 「少しミスしたのが心残りですが」と話すが、試合中は弓山の胸元に正確なスナップを送り続けた。パスではLBのブリッツで空いたスペースに合わせて入るパスルートでチーム最多の5回捕球32ヤードを記録、要所でのパスラッシュも効果的だった。
「8年ぶりの出場で10年ぶりの優勝です。みんなで頑張ってきて、最後に勝てて本当に嬉しいです」と笑顔で仲間を称えた。(石井雄基)

 

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