どん底からの、BREAKTHROUH

神戸大、8年ぶりにタッチ大学女子王座奪還

神戸大QB弓山に迫る武庫女DL/RB廣木(決勝、11月23日、王子スタジアム)


逆転逃げ切りでプリンセスボウル優勝の神戸大学(11月23日、王子スタジアム)

大会MVPの田中美幸(神戸大)とJTFA後藤CP


青柳晴美理事長から表彰を受ける守備優秀選手の野村(神戸)、後列は左から能(成城)、大出(慶応)、福本、東野、二俣(以上武庫女)

攻撃優秀選手は左から川崎(成城)、木幡、田中美穂(以上慶応)、廣木(武庫女)、弓山、山崎(以上神戸)

 女子タッチフットボール第19回東西大学王座決定戦『プリンセスボウル』は、快晴の11月23日(祝)、神戸市の王子スタジアムで東西4大学を集めて開催され、神戸大学ルークス(関西2位)が、決勝で武庫川女子大ジェントルブリーズ(関西1位)を、20対15で下し、8年ぶり5度目の優勝を果たした。武庫女は7連覇を逸した。MVPには、田中美幸(神戸大G/DB、4年)が選出された。神戸大は1月3日(月)午後5時30分(予定)東京ドーム開催の第14回日本選手権さくらボウルに出場、社会人代表と対戦する。

 強い勝ちたい気持ちだけでは通用しない。それをささえるチームワークと集中力が、神戸大にはあった。14対14と同点に追いつかれた第4Q残り6分59秒から、それが出た。あせる武庫女の反則を誘い、丁寧なドライブ重ね、QB弓山(2年)からウイークサイドのコーナーに上がるLG田中(4年)にミドルパスを決めて、勝ち越しTDをあげた。トライのパスを、武庫女のS二俣(4年)にインターセプトリターン(サクセスフル・トライ)をされ20対15と薄氷の5点差となったが、気持ちは切れない。野村の激しいラッシュなどで武庫女から攻撃を奪うと、自陣第4ダウンに弓山がWR山崎(2年)に値千金のパスを決め、攻撃を維持して逃げ切った。
  ライバル武庫女に僅差の逆転負けが続き、課題とされた勝負所の集中力をみごとに克服。『ノーエクスキューズ(言い訳なし)』(JTFA秋季テーマ)を実現した。

7連覇を目前で逸した武庫女
 武庫女は、受けて立ち、慌てた。学生7連覇を目前にして、持ち味の土壇場の平常心が切れた。リーグ戦で51対27と大勝した神戸大に序盤からもたついた。後半に投入したRB廣木のランは効果を上げたが、パスに絞った勝負所の第4ダウンで、左腕QB今沢のパスが微妙にずれた。32人の最多部員を抱えた王者が、挑戦者に立場を変えた。
 7年ぶり出場の慶応義塾大ブレークス(東日本1位)は同率3位、優勝した神戸大に1点差で惜敗したが、次につながる健闘だった。神戸大戦開始直後、QB田中(美穂、4年)からのパスはディフレクトされたがC小暮(3年)が集中よくキャッチして独走TDとした。直後のトライは成功したが、反則で取り消し、再プレーを止められて、最後にこの1点に泣いた。失点は2試合合計で僅か14点と守備が健闘した。
 3位決定戦引き分けで同率3位となった成城大ブルックス(東日本2位)は小柄なQB小市を中心に健闘したが、ポケットが押し込まれるとパス攻撃の威力が半減する。不安だった要所での守備に淡泊さが残った。

 優秀選手は、攻撃は木幡香、田中美穂(以上慶応)、川崎葵(成城)、廣木由美(武庫女)、山崎実果、弓山菜佳子(以上神戸)。守備は、大出亜矢子(慶応)、能千晴(成城)、福本理央、東野あけみ、二俣友理(以上武庫女)、野村佳代(神戸)。

第19回女子タッチフットボール第19回東西大学王座決定戦
プリンセスボウル(2010年11月23日、王子スタジアム)

1回戦
慶応義塾大学  6 0 0 0=6
神戸大学     0 7 0 0=7

武庫川女子大  0 20 6 7=33
成城大      0 6 0 0=6

3位決定戦
慶應義塾大学  7 0 0 0=7
成城大      0 0 0 7=7

優勝決定戦
神戸大学     0 14 0 6=20
武庫川女子大  7 0 0 8=15

以上

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