第7編 ブロック、タッチ

第1章 ブロック、手と腕の使用
1、ブロック
 身体を利用して、相手の動きを妨害する行為はブロックである。ブロックには、身体の接触で妨害するコンタクト・ブロック、身体を接触せずに妨害するスクリーン・ブロックがある。どちらかのブロックを選択して、競技に適用する。
2、コンタクト・ブロック
 コンタクト・ブロックとは、伸ばした腕の開いた手のひらを、相手の身体に接触させて行うブロックである。コンタクト・ブロックは下記の制限を守らねばならない。
 1)相手の身体の、前面の肩から腰までに、手のひらを軽く接触して行う。前面とは、ボールに正対した場合の、前面を意味する。
 2)ブロックをする前及びブロックしている時は、両足がグランドについていなければならない。
 飛び込んでのブロックや、ブロックしてから相手を押し進んではならない。ブロックは相手の動きを防ぐ為の受け身の行為で、相手を押し動かす為に使用してはならない。相手を倒す程の行為は非常に危険で、タッチフットボールのブロックではない。
 3)腕は伸ばし、相手に接触した手は開いていなければならない。腕を振ったり(スイング)、前腕や肘で接触してはならない。手で掴んだり、腕で引っ掛けたりしてはいけない。
 4)相手の背面からの接触、腰から下或いは肩から上(首、顔、頭部)への接触は、危険な行為で、絶対に行ってはならない。
 5)肩から上を使用した接触(頭からの接触)は危険な行為で、絶対に行ってはならない。
 (7−1−2ー1)〜5)に対する反則:パーソナルファール 罰則:15ヤード、守備チームによる反則は15ヤードと、攻撃チームにシリーズを与える。ひどい反則者は資格没収)
3、スクリーン・ブロック
 スクリーン・ブロックとは、身体の接触をせずに相手の行動を妨害するブロックである。スクリーン・ブロックを適用する競技では、(タッチ以外は)身体の接触を行わない。ボールキャリアを守る為に、ボールを持たない攻撃プレーヤーは身体で壁(スクリーン)を作り守備を妨害(ブロック)する事が出来るが、自ら守備プレーヤーに接触してはならない(誰もいない地域に動いて壁となる事は出来る)。守備プレーヤーは、ボールキャリア或いはボールキャリアを装ったプレーヤー以外の攻撃プレーヤーに接触をしてはならない。スクリーン・ブロックは、守備プレーヤーが避けねばならない。
 (反則:パーソナルファール 罰則:15ヤード、守備チームの反則は15ヤードと、攻撃チームにシリーズを与える。ひどい反則者は資格没収)
4、フォワード・パスやキックをキャッチする機会を身体の接触で妨害してはならない。
 (反則:パーソナルファール 6−3−8)参照)
5、ブロックにおける、競技レベルに応じた特例
 初級レベル(レベル3)における大会は、特別規則として身体接触を伴わないスクリーン・ブロックの採用するのが望ましい。 
6、接触に於ける手と腕の使用
 1)攻撃チームの、接触に於ける手と腕の使用
 (1)攻撃チームは、ボールキャリアを除き、相手と接触する場合、手や腕で、つかんだり、引っ掛けたりしてはいけない。
 ボールキャリアの手や腕の使用も反則である。
 (2)ボールキャリアを助ける為に、押したり、持ち上げたりしてはならない。
 (3)プレーヤーが手をつなぐか腕を組んで、相手に接触してはならない。
 (反則:パーソナルファール 罰則:15ヤード、守備チームによる反則は15ヤードと、攻撃チームにシリーズを与える。ひどい反則者は資格没収)
 2)守備チームの、接触に於ける手と腕の使用
 (1)守備チームは、ブロックを避ける為に、相手の肩から腰までに対し、はらったり押したりして良い。相手を倒す程の激しい行為は危険な行為でしてはならない。
 (反則:パーソナルファール 罰則:15ヤード)
 (2)守備チームは、ブロックを避ける以外の目的で、相手をつかんだり、押したりしてはいけない。
 (反則:ホールディング 罰則:10ヤード)

第2章 タッチ
1、タッチ
 1)ボールキャリアがタッチされた場合、プレーは終了する(ボールはデッドとなる)。
 2)タッチとは、手でボールキャリアの身体に触れる事で、下記の条件を満たさねばならない。
 (1)タッチは両方の手のひらすべてが、同時に相手の身体に触れなければならない。(片手ずつのいわゆる追いタッチは認められない)
 (2)両手のひらはボールキャリアの肩から腰までの部分(手や腕は除く、フレーム)に触れねばならない。
 3)タッチをする時は、両足がグランドについていなければならない。
 4)相手を倒すほど強いタッチをしてはならない。
 5)タッチをする時に、ボールキャリアをつかんではいけない。
 6)タッチをするプレーヤーは故意に接触してボールキャリアの前進を止めてはならない。又、ボールキャリアは、守備プレーヤーを避けるのが義務であり、走り込んで接  触したり当たったりしてはならない。
 7)フォワードパスを投げる為に、腕が前方に動き出した(フォワ−ドアクションに入った)ボールキャリアへのタッチは認められない。プレーは継続する。
 8)選手の安全確保の為に、審判がタッチと判定してプレーを終了する場合もある。
 (反則:パーソナルファール 罰則:15ヤード、守備チームによる反則は15ヤードと、攻撃チームにシリーズを与える。ひどい反則者は資格没収)
2、タッチにおける、競技レベルに応じた特例
 競技レベルに応じた大会特別規則として、下記の規則を適用することが出来る。
 1)上級レベル(レベル1)では、タッチを有効とする部分を、肩から腰の背面のみとする等特定することが出来る。
 2)初級レベル(レベル3)では、片手によるタッチを有効とする。


| 目次 | 6人制タッチフットボール競技規則の原則 | タッチフットボール・コード |
| 第1部 6人制タッチフットボール公式競技規則 |
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| 第2部 4人制タッチフットボール競技規則 | 審判のシグナル |