第6編 スクリメージ、パス

第1章 スナップ
1、スナップで開始する
 スクリメージ・ダウンは、フィールド中央のインバンズ・ライン上からの、スナップによってプレーを開始する。
2、プレーヤーの条件
 スナップの時、両チームの全てのプレーヤーはフィールドにいなければならない。
3、攻撃チームの条件
 スナップをするチーム(攻撃チーム)は、レディ・フォー・プレーが宣言された後は、スナップの前およびスナップする時に、下記を条件を守らねばならない。
 1)ボールをスナップする前
 (1)スナッパーがボールを持った後に、スナッパーを除く全員は、ニュートラル・ゾーンに侵入してはならない。
 (反則:エンクローチメント 罰則:サクシーディング・スポットから5ヤード)
 (2)全てのプレーヤーは、プレーの開始にとまぎらわしい急激な動きをしてはならない。
 (反則:虚偽のスタート 罰則:サクシーディング・スポットから5ヤード)
 (3)スナップする前(モーションする前)に、全プレーヤーは同時に1秒間以上静止しなければならない。
 (反則:不正なモーション 罰則:サクシーディング・スポットから5ヤード)
 2)ボールをスナップする時
 (1)3人以上のプレーヤーが、ニュートラル・ゾーン手前1ヤード以内に、相手ゴールラインに両肩を向けて位置しなければならない。
 (反則:不正なフォーメーション 罰則:プレビアス・スポットから5ヤード)
 ニュートラル・ゾーン手前1ヤード以内に、相手ゴールラインに両肩を向けて位置するプレーヤーはラインマンである。
 (2)ラインマン以外の、1名のプレーヤーは、モーション(相手ゴールライン以外の方向に向かって、移動する)していても良い。
 (反則:不正なモーション 罰則:プレビアス・スポットから5ヤード)
4、守備チームの条件
 守備チームは、スナップが行われる前、及び行われる時に、下記の条件を守らねばならない。
 1)ボールがスナップされる前
 (1)レディ・フォー・プレーの後は、ボールと相手プレーヤーに触れてならない。
 (反則:オフサイド 罰則:サクシーディング・スポットから5ヤード)
 (2)攻撃チームを混乱させるような言葉やシグナルを用いてはならない。
 (反則:不正な手段 サクシーディング・スポットから5ヤード)
 2)ボールがスナップされる時
 (1)ニュートラルゾーンに侵入したり越えてはならない。
 (反則オフサイド 罰則:プレビアス・スポットから5ヤード)

第2章 後方へのパス、ファンブル
1、バックワード・パス
 ボールキャリアは、何時でも、ボールを、前方(相手ゴールラインの方向)以外の方 向へ、パスしたり、手渡ししたり出来るが、試合時間を止める為に、故意にボールをア ウト・オブ・バウンズに投げ出してはならない。
 (反則:不正なパス 罰則:反則地点から5ヤードとロス・オブ・ダウン)
2、キャッチ
 バックワード・パスやファンブルは、フィールドの全てのプレーヤーがキャッチ出来る。キャッチされた場合は、プレーは継続する。
3、グランドに触れたバックワード・パス、ファンブル
 バックワード・パスやファンブルが、グランドに触れた場合は、プレーは終了し、ボールがグランドに触れた位置で、最後にそのボールを確保していたチームの所属となる。 攻撃チームのエンドゾーンで攻撃チームのファンブルがグランドに触れれば、セフティである。ただし、前方へのファンブルは、ファンブルした位置で、最後にそのボールを確保していたチームの所属となる。
4、アウト・オブ・バウンズとなったバックワード・パス、ファンブル
 バックワード・パスやファンブルが、アウト・オブ・バウンズとなった場合は、プレーは終了し、最後にそのボールを確保していたチームの所属となる。ただし、前方へのファンブルは、ファンブルした位置で、最後にそのボールを確保していたチームの所属となる。例外として、攻撃チームのファンブルが、守備チームのエンドゾーンでグランド触れるか或いはアウト・オブ・バウンズになった場合、ファンブルの地点で守備チームのボールである。

第3章 フォワード・パス
1、フォワード・パス
 前方(相手ゴールライン方向)へのパスがフォワード・パスである。フォワード・パスは、攻撃チームのプレーヤーが、1回のスクリメージ・ダウンに1回だけ、ボールがニュートラル・ゾーンを越える前に、ニュートラル・ゾーン或いはその手前から投げる 事が出来る。
 (反則:不正なパス 罰則:反則地点から5ヤードとロス・オブ・ダウン。反則地点がニュートラルゾーン越えていた場合はプレビアス・スポットから5ヤードとロス・オブ ・ダウン)
2、故意のグラウンディング
 距離的なロスや、試合時間を節約する為に、攻撃プレーヤーのいない地域にフォワードパスを投げてはならない。
 (反則:不正なパス 罰則:反則地点から5ヤードとロス・オブ・ダウン)
 ただし、スナップされた直後に、直ちに試合時間をとめる目的でフォワード・パスをグラウンディング(グランドに投げる)するのは正当なプレーである。
3、フォワード・パスの有資格レシーバー
 攻撃、守備のいずれのプレーヤーもフォワード・パスをキャッチする資格を有する。ただし、ダウン中に自らアウト・オブ・バウンズに出た攻撃のプレーヤーは、守備のプレーヤーがボールにタッチした後でしかボールにタッチ出来ない。
 (反則:不正なボールへのタッチ 罰則:プレビアス・スポットから5ヤード)
4、パスの成功
 フォワード・パスは、グランドに触れる事なく、フィールド内にいる、パスしたチームのプレーヤーにキャッチされると成功となり、プレーは継続する。タッチダウンになるか、或いは攻守両方のプレーヤーに同時にキャッチされると、ボールはデッド(プレーは終了)となる。攻守両方のプレーヤーの同時キャッチはパス成功で、ボールはパスしたチームの所属となる。
5、空中でのキャッチ
 空中でキャッチしたプレーヤーが、アウト・オブ・バウンズに出る前に、フィールド内に片足を着地すれば、フィールド内のキャッチとなり、パス成功である。

6、インターセプト
 フォワードパスを、グランドに触れる事なく、フィールド内にいる、守備プレーヤーがキャッチすると、インターセプトとなり、プレーは継続する。プレーが終了すると、守備チームにシリーズが与えられる。
7、パスの不成功
 1)フォワードパスがグランドに触れた場合、或いはアウトオブバウンズに出た場合は不成功である。
 2)フォワードパスが不成功となった場合は、ボールはスナップした地点(プレビアススポット)に戻り、パスしたチームに所属する。
8、パス・インターフェランス

 1)フォワードパスがあるダウンでは、攻撃チームのプレーヤーはニュートラルゾーンを越えた地点で、パスが投げられどちらかのプレーヤーがボールにタッチするまで、守備プレーヤーへ接触による妨害(ブロックを含む)をしてはならない。相手をよけるのは攻撃チームプレーヤーの責任である。妨害した場合はパス・インターフェランスの反則である。
(反則:パス・インターフェランス 罰則:プレビアス・スポットから15ヤード)
 2)フォワードパスが投げられた後は、攻守のすべてのプレーヤーは相手のパスキャッチの試みを接触して妨害してはならない。ただし、攻守2名以上のプレーヤーが妨害する意図なく、同時にパスに手をのばし、キャッチ又はバッティングしようとする場合は、両チームはボールに対して対等の権利を持ち、偶発的に身体が接触しても反則ではない。
 (反則:パス・インターフェランス 攻撃チームに対する罰則:プレビアス・スポットから15ヤード。守備チームに対する罰則:反則地点がプレビアス・スポットから15ヤード以内だった場合は、反則地点で攻撃チームにシリーズを与える。反則地点がプレビアス・スポットから15ヤード或いはそれ以上だった場合は、プレビアス・スポットから15ヤードで、攻撃チームにシリーズを与える。ただし、プレビアス・スポットが守備チームの17ヤードから2ヤードまでの場合は、2ヤードラインから攻撃チームにシリーズを与える)
8、パッサーの保護
 守備プレーヤーは、明らかにボールが投げられた後は、パッサーに接触してはならない。
 (反則:パーソナルファール 罰則:プレビアス・スポットから15ヤード、攻撃チームにシリーズを与える。パスが成功した場合は、プレーが終了した地点から15ヤード、攻撃チームにシリーズを与える)


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