ピッツ連覇を疑問視する理由

NFL第1週

Football galvanizer
Sadao Goto

 米国では、9月11日(金)にNFLが80回目のシーズンを開幕、日本では、2週間ほど早い8月下旬に75周年の秋季シーズンを開幕した。
 9月10日(木)、ピッツバーグにテネシーを迎えた、NFLシーズンの開幕試合では、前年度優勝のスティーラーズが延長第5Q4分32秒にKリードが33ヤードのFGを決め、13対10でタイタンズに辛勝した。
 チャンピオン対前年度最高勝率、ラン攻撃と強力守備を持つ同タイプの対決は、2Q13分過ぎまで0対0の緊迫した守備戦。
 7対7で迎えた後半は、押しながらもたつくタイタンズに対抗して、QBロスリスバーガーがノーハドル攻撃でリズムを作ったスティーラーズが第4Q中盤にFGで追いついた。さらに、第4Q終了直前には勝利確実の敵陣4ヤードで、WRウォードがFSグリフィンにボールを叩かれてファンブル、延長にもつれ込んだ。
 連覇を狙うスティーラーズは看板のラン攻撃が、タイタンズの8メンフロントに23回で32ヤードと完封され大きな課題となった。また、ノーハドルでブリッツ守備を封じた後半からは成功率を上げ自身史上第3位の323ヤードを投げたロスリスバーガーも、4サックで−42ヤード、2被インターセプトと、持ち過ぎ、動き過ぎ、ムリ投げなど不安定さは直っていない。緻密な守備には大ポカをする不安は払拭出来ない。
 伝統的にスティーラーズの勝負強さは、リーグ一の練習量によるタフネスと、独特の家族主義が生む決定機での集中力から生まれる。その意味では、この試合もその典型だった。前半に鋭い反応で危機を救ったSSポラマールが左膝負傷で退場したのも、気がかりだ。(1ヶ月半欠場との情報もある)となると、ピッツ連覇の可能性はせいぜい30%だろう。
 タイタンズは、五分の展開だったが、2つのFGミスが響いた。昨年試合平均237ヤードしか許さなかったスティーラーズから320ヤード奪った攻撃はまずまずだろう。キッキングゲームが調整不足で平均攻撃開始は自陣20ヤード、このエリアではラッシングが読まれて自慢の雷稲妻コンビ、RBジョンソンとホワイトは計85ヤードに抑えられた。QBコリンズは63%、被インター1とまずまずで、昨年プレーオフの後遺症はない。今年は厳しい日程だが、プレーオフには潜り込めるだろう。
 私の8月上旬での第44回スーパーボウル予想は、NE21−17GIAだ。(SG)

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