2008年度NFL全チーム戦力評価

2008SBへのチーム作り

Football galvanizer
Sadao Goto
(TOUCHDOWN PRO2008年2月発売号より転載)

 素晴らしいアリゾナスーパーボウルが終了して、早くも1ヶ月。
 2008年2月1日、タンパでの第43回スーパーボウルを目指して、早くもチーム作りが始まった。2007年度の戦力ベスト12、つまり選手能力上位12チームを選び、その課題をピックアップしてみた。戦力評価は70点満点。
 

第1位、ニューイングランド・ペイトリオッツ(18勝1敗、以下同じ)2007年度戦力 59点
 30歳以上のLBが4人、CBサミュエルがFAで去るとセカンダリーに大きな穴があくはず。LTライトはプロボウルに出場したが、スピードラッシャーに弱いことをスーパーボウルで露呈した。ドラフトでDE二番手を補充したい。

第2位、ダラス・カウボーイズ(13―4) 56点
 RBジョーンズはFAへ、バーバーと組むRBが欲しい。好バックの揃う大学ドラフトがポイント。負傷に悩んだオーエンスだけ頼るWR陣もこのオフに獲得したい。

第3位、インディアナポリス・コルツ(13―4) 55点
 REフリーニーが膝故障で抜けるとパスラッシュ力は激減した。LEマシスに続く第3のパスラッシャーの補強をせねばならない。チームは2TE体型を多用する傾向があり、FAで抜ける(?)クラークの補充(残ったとしても酷使を避ける3番手)を探したい。負傷で出場機会が少なかったWRアロマショドウの育成もオフの課題だろう。

第4位、サンディエゴ・チャージャース(13−6) 52点
 もし08年にRBトムリンソンが健在ならば、ペイトリオッツと五分の戦力になるのは間違いない。FAでCBフローレンスが去り、オリバーもSに移動するだろう。RBターナーもFAで抜け、大学ドラフトではLTの控を探すことになる。目立たないがRGゴフはPPもプルも優秀でプロボウル候補。

第5位、ニューヨーク・ジャイアンツ(14−6) 51点
 史上最高の番狂わせという評価は、ジャイアンツにとっては不本意だろう。68年に番狂わせを演じたジェッツは2年後に沈んだが、ジャイアンツはSBで活躍した4人の若手に象徴されるようにこれからのチームだ。ただしCB、FAの層を厚くしたいし、OLBも中の下。しかし、優勝の原動力となったスパグニュオロ守備Cが、レッドスキンズのヘッド就任要請を蹴って戻ったのは大きい。選手たちは、就任1年目に指導した攻撃的任務と理解し、彼を信頼している。

第6位、グリーンベイ・パッカーズ(14−4) 51点
 ファーブの前に、控えであるロジャースが引退するのでというのが米国マニアの冗談。チームが欲しいのは、インサイドゾーンブロックを確実にするG、動きのあるLB、若いCB。若いDTハレル、ジョリーの2人のランストップ能力は期待出来る。

第6位、ジャクソンビル・ジャガース(12−6) 51点
 07年度SBに急接近したチーム。RBテイラー、ジョーンズドリューの2人、QBガラードは魅力的。だが、アウトサイドからのパスラッシュが欠落、レイブンズのOLBサグスに強い関心をみせている。エースWRがいないのもSBへの課題だろう。

第8位、ピッツバーグ・スティーラース(10−7) 49点
 エースRBパーカーを欠きプレーオフで敗退したが、ラン攻撃は3位。しかし、原動力のLGファニーカがFAで去るのは決定的なのに、代替選手がいない。DEスミスの負傷回復状況も影響が大きい。OTコロンはG向きの愛嬌ある横幅体型だが、残念ながらプルする脚力がないらしい。

第9位、シアトル・シーホークス(11−7) 48点
 グリーンベイの厳寒にもやられたが、ラッシングがないとホルムグレンのバランス攻撃は活きない。もしRBアレクサンダーが戻ったとしても、バックの補充は不可欠。大学ドラフトかFA市場からTE、Gを狙っている。

第9位、タンパベイ・バッカニアーズ(9−8) 48点
 助っ人QBガルシアとグルーデンのセンスが合致、キフィン守備Cが復活させたタンパ2守備(NFL2位)でプレーオフへ。しかし、36歳のギャロウエー以外に頼れるWRはいないし、RBもいない。チャージャースからFAになる、RBターナーを狙っている。

第11位、ミネソタ・バイキングス(8−8) 46点
 驚異の新人RBピーターソンの活躍でラッシング1位ながら、それだけではプレーオフに届かなかった。しかし、潜在能力は十分。パス攻撃は貧弱、QBジャクソンにチームの運命を託すにしても、WRが約不足だろう。

第11位、フィラデルフィア・イーグルス(8−8) 46点
 コーチの家庭事情がチームの成績を左右した稀有なシーズンだったようだ。QBマクナブの能力にはまだ伸びしろがある。パスラッシャーが不足、DEコール(12・5S)が1人でチームの3分の1を稼いだことになる。シェパードが負傷に悩んだこともあり、CBはデプスが浅い、キックリターンもパンチ力不足だ。

第13位、クリーブランド・ブラウンズ(10−6) 46点
 躍進の原点はQBアンダーソンなのだが、チームの信頼がそれほど強くないのが気になる。彼を放出して上位のドラフト権を獲得、DEを指名する動きがある。チームのサック第1位が5Sのウインブレーなので、コーチの気持ちは理解できる。

 以下、2007年度チーム戦力は、
 14位ワシントン(9−8)45点、15位ニューオーリンズ(7−9)45点、16位バルティモア(5−11)44点16位テネシー(10−7)44点、18位キャロライナ(7−9)44点、19位シンシナティ(7−9)43点、19位アリゾナ(8−8)43点、21位デンバー(7−9)42点、22位バッファロー(7−9)42点、22位シカゴ(7−9)42点、24位サンフランシスコ(5−11)41点、25位ヒューストン(8−8)40点、26位ジェッツ(4−12)39点、27位セントルイス(3−13)38点、28位オークランド(4−12)37点、29位デトロイト(7−9)35点、30位カンサスシティ(4−12)34点、31位マイアミ(1−15) 29点、32位アトランタ(4−12)29点。

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