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頑張れ!カウボーイズ@ 9月篇

(TOUCHDOWN PRO 11月号=9月末発売号から転載)

2004年11月6日
 

 2004年度後藤完夫推薦12チームを追跡レポートします。第1週でスーパー対決と推薦したカウボーイズ、レイヴンズが完敗して先行き不安があるが、こだわって追うのもマニアの余裕。オールテルまでの5ヶ月、月記スタイルで。パス守備偏重の傾向をついたのか、9月第1週は12人の100ヤードラッシャーが出た。この傾向がシーズン中も続く可能性は高い気がするが、しばらくは観察したい。第2週終了(9月20日)現在で、連勝は7チーム(昨年度8チーム)となった。(後藤完夫)

AFC東地区
  ペイトリオッツ(2勝−0敗)は、開幕2連勝で、昨年から連続勝利を17と伸ばした。18連勝でリーグタイ、19で新記録となる。
強いから勝つのか、勝つから強いのか、表現にこだわるわけではないが、あきらかに後者だろう。負けても強さを感じるチームではない。勝つから強さがわかる、そんなタ

  イプだ。俗な表現だが、勝つ方の細部を全員が熟知しているし、それを実践する能力が素晴らしい。だから、マニアが目を見張る。
  1週のコルツ戦での、自陣1ヤードでのファンブルフォースなんかは、意図しても、なかなか実現出来るものではない。4Q、残り3分51秒、24対27とリードされたコルツが、サムエルスのインターフェアーでつかんだペイトリオッツ1ヤードラインでの好機。LTグレンの穴をついたRBジェームズをSSウイルソンがLOSでヒット、搾り出されるようにこぼれたボールを、新人(ドラフト1位)のDTウィルフォークがリカバーしたプレーだ。これで、パッツ逃げ切りのお膳立てが整った。
  NFLのサマーキャンプで数回不思議なウエイトトレーニングを目にしたことがあった。それは、ヒットされるとしびれるポイントが上半身にはいくつかあり、守備バックはその箇所へのタックル、攻撃バックスはその周辺部分の筋肉
  強化を図っていた。あのヒットをフィールドで実現したパッツの集中力がすごい。
  終了直前にサックして、FG圏外に追い出したマギネストの動きは、あそこで逃げたマニングの未熟さもさることながら、決定的な瞬間まで(対面のLT新人ディエムに)最高のスピードを隠しておいた、周到な準備にパッツの懐の深さを感じた。
  第2週のカージナルス戦でQBブレイディが被2インターセプトで、今期は早くも通算3インターセプト、それと依然レッドゾーンTD率の悪さが気になる。腹の中では、3点を積み重ねれば十分、といった守備への信頼があるのはわかるのだが。(ダイブアクションのショートポストは隣のお姉さんでも知ってるし…)
  ジェッツ(2−0)はRBマーチン絶好調、エドワーズも意欲的なサイドライン。
  AFC西地区
  チーフス(0−2)は課題の守備に向上なし。ブロンコスには約32分、パンサーズには35分もコントロールされて、自慢の攻撃がフィールドに入れない。チーフスの本拠連勝は13でストップ。
  ブロンコス(1−1)は、CBベイリーの移籍加入で、守備が安定かつ華やかになった。 第2週は、ジャガーズのフィールドポジションゲームにもののみごとにハマって(全ドライブが自陣スタート)、ルイスの50ヤードパントリターン一本で6対7の野球スコアで敗れたが、守備の安定は今後の(とくにプレーオフでの)おおきな武器。

AFC北地区
  レイヴンズ(1−1)は第1週、期待したQBボウラーに成長なく2インターセプト、1ファンブルロストで自滅。第2週スティラース戦は前半を100ヤードに抑えて20対0、相手意欲をそぐ必勝パタ

 

ーンに持ち込めた。しかし、問題は山積である。控のC・テイラーがカバーするRBルイスの不調(11月のドラッグ裁判を憂慮しているのか)が気になる。WRテイラーを筆頭に、LBボウルウエア、Cフィン、NTグレッグなど5人の負傷もあり、先行き不安は大きい。第4週のチーフス戦で確認したい。37歳、3年のブランクを超えて復帰したDBディオン・サンダースは今のところはいるだけ。

AFC南地区
  コルツ(1−1)は緒戦でパッツに負けたが、期待出来る。準備がすべてでゲームデイには動きなしだったダンジー・コーチが、戦う姿勢を強調して、パッツ戦でキャリア初となるチャレンジ(再審要求)をみせた。たぶん、プレーセレクション=局面対応にも参加しているだろう。タイタンズ戦の終盤逆転にもかかわったはずだ。これは楽しみ。
  タイタンズ(1−1)はホームでコ

 

ルツに敗れたのがイタい。メイソンの捕球ミス、ギャンブル失敗、インターセプトなど31対17と点差が開いたが、前半はタイタンズペース、両者の実力にこれほどの差はない。

NFC東地区
  イーグルス(2−0)が見た目不安なしの展開で、ジャイアンツ、ヴァイキングスと連勝。フォティナイナースから入ったWRオーエンスとの相性が良く、QBマクナブに余裕が出た。課題だったWC攻撃本来のパス攻撃がカタチになってきた。でも、2試合共に400ヤードを許した守備におおいに不安がある。
  カウボーイズ(1−1)はパーセルズ指導ともおもえないミス(ロングスナップミスまで!)を連発して、緒戦のヴァイキングスに完敗。こんなチーム見た事がない、とパーセルズが激怒した。若いチームの心は振幅が激しく、親の心子知らずである。戦力的にはSS

 

ダレン・ウッドソンの負傷欠場が大きい。復帰は早くても5週以降になりそうで、上位チームには格好の標的とされそうだ。第2週は、パーセルズの喝が入ったのか、ブラウンズを200ヤードに抑えて、復調気配だが。(2週のカウボーイズ戦でブラウンズの新人TEウインスローがオンサイドキック時に脚骨折で8週間の欠場へ、夏キャンプを契約交渉でとばしたつけか)

NFC西地区
  シーホークス(2−0)は、セインツには攻撃、バッカニアーズには守備と主役を変えて連勝。ウエストコースト対決となった、2週目のバックス戦は手の内を熟知しあったやりとりで、3テイクアウエーのシーホークスが10対6で逃げ切った。

NFC北地区
  ヴィイキングス(1−1)はカウボーイズを下したが、イーグルス

 

戦では自滅した。アウトドアでは、最近17レギュラーシーズン試合で僅か1勝しかできない。ゴールラインでカルパッッパーがファンブル、追い上げ時に反則(合計10回70ヤード)連発、410ヤードで1TDだと勝てない。
  パッカーズ(1−1)は、第1週、RBグリーンのランと2TDに結びつけた2テイクアウエーでパンサーズ完勝。しかし、2週には、Sブラウンに95ヤードのファンブルリターンTDを決められて意欲ダウン、ベアーズに破れた。この2、3年、パッカーズに情緒不安定さを感じるのは私だけだろうか。乗ればOKなのだが。
  ラヴィ・スミス新HCのベアーズ(1−1)、2年目のマリウッチHC指導のライオンズ(2−0)は順調。とくに3年ぶりにアウエー戦(グリーンベイ)で勝ったライオンズは、ジャガーズと並びシンデレラ候補。

 

NFC南地区
  ファルコンズ(2−0)が2戦目にラムズを下したのは自信になる。

自慢のQBヴィックはこの試合で109ヤード走ったが、通算で66%の成功率、2TD、1インターセプトのパスも向上した。モーラHC指導の守備も2試合平均で253ヤード。前ジェッツのCBビーゼィリーが2インターセプト。
  パンサーズ(1−1)は、緒戦でWRスミスが足骨折、RBデイヴィズが膝負傷と主力が抜けたが、第2戦で交代RBデショーンが174ヤードと活躍してチーフスを振り切った。しかし、ラン守備が弱いチーフス以外にはどう戦うか、課題は重く大きい 。