JPPが決勝のキックブロック

2011年NFL第14週(12月8日、11日、12日)

 第13週を終了して、4チームのプレーオフ出場が確定した。じつは、前週の締め切り後にNFC西地区のフォティナイナースの地区優勝が決定、パッカーズとあわせて2チームのポストシーズン出場が決まっていた。
 今週プレーオフを確定したのは2チーム。7連勝したAFC南のテキサンズは、加盟10年目にして初の地区制覇。5連勝でワイルドカードにクリンチ、3年連続プレーオフ出場を決めたのがNFC南のセインツ、両チーム共に10勝3敗。
 試合として、全米の興味を集めたのは、ベアーズ@ブロンコスだった。USC時代からラッシングがメインでプロではムリと評価が低かった、新人の左腕QBティーボウをスターターに起用してからブロンコスは5連勝していた。今週も、終了2分8秒前まで0対10と劣勢だったが、ティーボウが頑張った。TDパスとFGで同点に追いつき、延長の残り8分34秒に、51ヤードのFGで鮮やかな逆転の6連勝、8勝5敗でAFC西の首位に立った。弾力のある走り、決定的な場面での判断力、明るいキャラクターで人気は全国区へ。宗教的理由で自宅学習だけで大学入りした経歴も、好意的に理解されている。主力負傷で2連敗と調子を落としたレイダースから逃げ切りそうだ。

 試合内容ではNFC東の首位争い、ジャイアンツ@カウボーイズが充実していた。5連敗中だが前週パッカーズに3点差に迫ったジャイアンツには、選手の動きに鋭さがある。DEジャン・ピエールポール(JPP)がQBロモをサック、SFとそれに続くFGでジャイアンツが5点を先制した。中盤には、負傷退場したマーレイの穴を埋めたF・ジョーンズのランで進み、ロモのパスでTDするパターンでカウボーイズが34対22と逆転。迎えた4Q残り3分に、QBイーライ・マニングが冷静さを発揮した。TEバラード、WRニックスへTDパスを通し、RBウエアが2点トライのラッシュを決めて、37対34と大逆転。ジャイアンツの同点狙いのFGを、JPPがブロックした。高2まではバスケだったJPPのしなやかな動きは出色、リーチは88センチと桁外れ。今週で12・5サックとなり、リーグ5位へ。カウボーイズは2年目のWLBリーのクールさが光った。コンボタックル87はもちろんチーム1位。両者の対決は、最終週にもある。
 
 なお、年末恒例となった不振チームのHC解雇が始まった。前週までに、AFC東のドルフィンズ(4勝9敗=今週末)のスパラーノ、ジャガース(4勝9敗)のデルリオ、チーフス(5勝8敗)のヘイリーがリリースされ、それぞれチーム内のアスシタントが臨時代行についた。効果があって今週に勝利したのは、13週から前DCタッカーが就任したジャガーズだけだった。

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