パッカーズ地区優勝、ティーボウ5連勝、グロンクはタイ記録!

2011年NFL第13週(12月1日、4日、5日)

 残り5週となり、一気に緊迫感が増した12月上旬。地区優勝争いは本命を中心に収斂されてきたが、AFC、NFC各2チームのワイルドカードへの潰し合いがし烈になった。常連と急台頭が血眼でプレーオフ出場を争っている。昨年は負け越し地区優勝といった、大ラッキーもあったが、今年はそんな余裕はない。
 すれすれ組で突き放されたのが、伯仲のAFC北地区で健闘していたベンガルズ、王者スティーラーズにターンオーバー、ビッグリターンをゆるし、2Qに大量28点を奪われ、35対7と完敗、7勝5敗となった。
 粘ったのは、AFC南で調子を上げたタイタンズ、やっとC・ジョンソンが153ヤード走って、序盤の話題となったビルズを23対7で下し、2連勝、7勝5敗とした。ビルズは5連敗で、5勝7敗。
 QBティーボウの活躍で終盤の話題独占のブロンコス、今週も彼が15投10成功ながらシーズンベストの202ヤード(低!)、2TDをあげ、35対32でバイキングスに競り勝ち、5連勝。ついに7勝5敗でレイダースと並んだ。豪快なラン、逞しい腕、爽やかな笑顔、勝負強さ、リーダーシップもあり、サイドラインで心配げに見守るエルウェイ(第33回スーパーボウルMVP、現ブロンコス副社長)を追い越す、フランチャイズ・アイドルになる予感がする。
 今季の主役NFCだが、東地区勢に相変わらずキレがない。やっと調子をあげたカウボーイズは、キック直前にギャレットHCがタイムアウトをとり、FG成功がチャラとなって延長へ。スティーブンーハウリングに53ヤードを走られて、カージナルスに19対13でサドンデス敗戦を喫し、7勝で足踏み。
 北では、地区優勝を狙うライオンズが、南の首位であるセインツに17対31で完敗した。
  前週のDTスーのパーソナルファール(2試合出場停止)に象徴されるように、若さが出て反則が多い、今週も11反則で107ヤードの罰退だった。セインツQBブリーズはブレイディ(ペイトリオッツ)を抜き、ロジャーズ(パッカーズ)を超えてPR(パッサー・レイティング)リーグ1位、この試合でも342ヤードを投げ、シーズン最初の12試合で4000ヤード以上投げたNFL史上初のQBとなった。
 1敗差でセインツを追っていたファルコンズは、QBシュウブ負傷欠場を補ったRBフォスターが111ヤード走ったテキサンズに17対10で敗れ、7勝5敗へ。

 AFCのワイルドカード1枠は、スティーラーズ(またはレイブンズ)で決まり、残った1枠をジェッツ、ベンガルズ、タイタンズ、ブロンコス(またはレイダース)の7勝5敗組が追う形。一方、NFCはベアーズ、ライオンズ、ファルコンズが7勝。

 AFCプレーオフほぼ確定は、9勝のペイトリオッツ、レイブンズ、スティーラーズ、テキサンズ。NFCは12勝のパッカーズが地区優勝(決定)、ほぼ確定は10勝のフォーティナイナース、9勝のセインツ。

 惜しかったけど時間の問題だ、と明るく皆になぐさめられた話題もある。ペイトリオッツの人気TEグロンク、ことロブ・グロンコウスキ(24歳)が対コルツ戦で3TDを記録、シーズン合計を14とした。これまでのTEシーズンTD記録は、アントニオ・ゲイツ(チャージャーズ、2004年)、バーノン・デービス(フォーティナイナーズ、2009年)の2人の持つ13TD。13週にして早くも新記録と思われたが、一つは左SBから右へモーションしたグロンコに投げたラテラルパスと判定され、ラッシングTDと記録された。喜んだQBブレイディもがっかり。スプレッドにおける現代版TEのプロトタイプとなったグロンク、XXX女優べべ・ジョーンズとの記念写真も話題だが、実力も一流で、今季中の記録更新は間違いない。(20111206G)

back