兄弟SB対決か?49ナース5連勝!

2011年NFL第8週(10月30日、31日)

 守備のスティーラーズ(AFC北地区)が、攻撃でペイトリオッツ(AFC東)を粉砕した。終盤に猛追にあったが、最後のパッツの反撃を潰してセフティを奪い、25対17と差を開いた。
 テリブルタオルが乱舞する本拠ハインズフィールドでの、第8週の強豪対決を制したのは、意表をついたスティーラーズのパス攻撃だった。試合開始のドライブからQBロスリスバーガーが徹底してパスを多投、WRムーアへの5ヤードパスで先制、第2Q1分過ぎには33ヤードのFGで追加点をあげ、試合のモメンタムを完全に握った。
 パスのリズムを生んだのが、序盤の2ステップドロップのクイックパスだった。アンダーニースのTEミラーへ連投して5分52秒かけ68ヤードを11プレーでTD。次のドライブでは、2ステップに反応するパッツ守備を視線とポンプアクションで欺き、クイックスクリーンも織り込んだ。結局、ロスリスバーガーは50投36成功365ヤード、TD2、被インターセプト1。10人をターゲットにして9人に成功、PR(パッサー・レーティング)は97・5と高かった。攻撃時間は39分23秒、攻撃回数は78回と、パッツのほぼ1・5倍だった。
 ピッツのマンと2ショートゾーンの複合守備に悩んだブレイディだが、第2QにLBアーリントンの奪取からつかんだ好機にTEグロコンスキへ、第4QにはTEエルナンデスへTDパスを投げて猛追。しかし、要所での反則、スティーラーズの強圧守備で、前進距離合計を213ヤードに抑えられた(35投24成功、被インターセプト9、PRは101・6)。ベルチックは「準備も、選手のパフォーマンスも、コーチングもすべて相手が上だった」と淡々と完敗宣言した。
この結果、ピッツは6勝2敗、パッツは5勝2敗。

 フォーティナイナース(NFC西)はブラウンズを20対10で下し、NFLで唯一の1敗を守った。弱小地区のイメージが強いが、6勝にはイーグルス、バッカニアーズ、ライオンズと好調チームがそろい、敗戦はカウボーイズ(24対27、延長)だけ。新HCジム・ハーボーが並QBスミスに自信を与え、RBゴアの確実なランを、GTR(ギブアウエー・テイクアウエー・レシオ)プラス10の攻撃的守備で守り切っている。とくに鉄人二世といわれるMLBウイリスの率いるラッシュ守備は1位、その結果、失点15・3はレイブンズを抑え、1位。このまま進めば、SB45でジョンのレイブンズと兄弟HC対決も夢ではない。

 ベンガルズ(AFC北)も新人QBダルトンがWRグリーンにTDパスを通して前半を17対3、好調の守備が252ヤードしか許さず、32対14でシーホークスを下し5勝目。レイブンズ(AFC北)は、前半の0対21から、QBフラッコとRBライスの活躍で30対17とカーディナルズに大逆転勝ちして、5勝2敗。この地区はAFC最激戦区となった。
 マンデイナイトで、チャージャース(AFC西)が、終了1分前に敵陣15ヤードでQBリバースがダイレクトスナップを捕球ミスして、延長にもつれ込み、結局20対23でチーフス(AFC西)に敗れた。この地区は、レイダースを含めた3チームが4勝3敗で首位に並んだ。
 NFC北では、全勝のパッカーズがバイ(試合なし)。ライオンズ(NFC北)は、ブロンコス(AFC西)のQBティボーを7サックと封じて、45対1と完勝して、5勝2敗。
 QBブリーズがDEクリス・ロングの3回を含む6サックを浴び、セインツ(NFC南)がラムズ(NFC南)に21対31で完敗。骨折のHCペイトンはスポッター席から指揮したが、疎通を欠いたのか。
 次週は、パッカーズ@チャージャーズ、レイブンズ@スティーラーズ、ジャイアンツ@パッツの好試合がある。(20111101G)

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