全勝が消えたAFC

2011年NFL第4週(10月2日、3日)

 AFC東地区は、ビルズがベンガルズ(A中)に17対3から20対23と逆転負け、全勝がストップ、3勝1敗でペイトリオッツと並んだ。2勝目をあげたベンガルズはQBダルトン、WRグリーンのドラフト2位、1位新人コンビが活躍したが、原動力はルイスHC指導の守備、今週を終わって守備(喪失距離)はリーグ1位に躍り出た。
 ペイトリオッツもレイダースを不安なく下し、3勝1敗。後半にQBブレイディ(パッサー評価数2位、111・3)が攻撃のリズムをあげて、WRウエルカ―(レシーブ距離1位)にパスを集め、RBマクファデン(ラッシュ距離1位)が頑張る往年のライバルを下した。ジェッツはレイブンズの強圧守備に17対34と完敗して2勝2敗、QBサンチェス、補強した守備バックが不安定。
 AFC中はレイブンズが3勝1敗でトップ、失点57はリーグ2位。スティーラースは今期好調のテキサンズに10対17で完敗して2勝2敗、QBロスリスバーガーが5サックを浴び、自慢のラン守備が155ヤード走ったRBフォスターに粉砕された。
 AFC南は、3勝1敗でテキサンズとタイタンズが並んでいる。テキサンズQBシュワブ(パッサー評価数101・7)。タイタンズは加入した13年目のベテランQBハセルベックが好調で、新HCマンチェックの期待に応えている。失点はリーグ最少。首手術の回復が遅れたエースQBペイトン・マニング不在のコルツは、涙ぐましい健闘を続けるが、依然全敗。
 AFC西は、チャージャーズが不調チームとの対戦に恵まれて3勝。
 結局AFCに全勝はチームはいなくなった。
 
 NFC東は、レッドスキンズとジャイアンツが3勝1敗でトップ。ジャイアンツのQBイーライ・マニング(パッサー評価数3位105・0)は目立たないが、レシーバー陣の上達で、要所で好パスを投げている。期待のドリームチーム、イーグルスは1勝3敗で最下位と大崩れ。4週の49ナースとの対戦では、ビックが416ヤードとキャリアハイを投げたが、補強したはずの守備が崩れ、23対3から23対24と大逆転負け。不安定なキッカーも課題となった。
 全勝を維持するのは2チームだけ、そのパッカーズとライオンズがいるNFC北に、全米の注目が集まっている。パッカーズは、絶好調のQBロジャーズ(パッサー評価数1位124・5)のパス攻撃に加え、安定した守備で、セインツ、パンサーズ、ベアーズ、ブロンコスと連破した。ブロンコス戦では、ロジャーズは408ヤードで4TDパスを投げ、自らの2TDランも記録。狭く小さなスローイングレーンに投げ込む精度に驚嘆するが、レベルアップを過信すると、先輩ファーブのはまった罠にかかるのではと不安も感じる。ライオンズは3年目のシュワルツHCの指導が細部まで浸透した好チーム、今週はカウボーイズに24点離されたが、後半2インターセプトリターンTDした守備の奮起で甦り、QBスタッフォード(パッサー評価数7位100・3)とWRジョンソンの活躍で、34対30と2試合連続逆転勝ちした。ベアーズも安定した実力があり、まず伯仲のこの地区優勝争いが面白い。
 NFC南は、QBブリーズ(パッサー評価数5位102・9)がまなじりをあげて先頭に立つセインツ、35歳の若手モーリスHCと3年目のQBフリーマンが引っ張るバッカニアーズが3勝1敗で並ぶ。
 NFC西は、予想通りに49ナースがチームとしてまとまってきた。新HCジム・ハーボーを核に、QBスミスの丁寧なパス、RBゴアの安定した走力で、難敵を乗り切り、3勝1敗とトップに立った。
 第4週終了時点で、全勝2チーム、1敗が11チーム。昨年は、全勝が1チーム、1敗は7チームだった。(G)

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