関東優勝へ快走の副将RB

早大学院がクリスマスボウル出場決定

最優秀バックス賞に選ばれた早大高等学、RB井上広大(3年)

   

 11月23日、全国高校選手権大会関東地区決勝が駒沢陸上競技場で行われ、早大高等学院(東京都1位)がタイブレークの末、23対17で駒場学園(東京都2位)を破り、5度目の関東優勝を決めた。
  17対14の早学のリードで迎えた第4Q残り20秒、駒場のキッカー高口が7ヤードのFGを決め17対17の同点、今大会初のタイブレークとなった。早学は、先攻の駒場の敵陣15ヤードからの第4ダウンギャンブルを阻止。後攻でランニングバック(RB)井上が13ヤードを走りTD、23対17で決勝進出を決めた。 この試合で活躍したのが、タイブレークを含め2TDをあげ、最優秀バック賞を獲得した副将のRB井上広大(3年)君だ。
 168センチ、62キロ、40ヤード4秒7の快足と切れのあるカットバックで守備選手を抜きさる。濱部昇監督は「小柄だが足も速く、パスも捕れる。昨年の春にそれまで嫌ってなかなか走れなかったインサイドもいけるようになった」と評価する。早学はアウトサイドとインサイドのゾーンプレーを軸にラン攻撃を展開する。井上はハンドオフされた直後はラインの後方にいる守備バックスしか見ていないという。「ラインは必ず空くから、そこに突っ込むだけです。もし詰まっていたらそれは外れの作戦だったと割り切ります」。守備バックスとの勝負に集中できるのは、攻撃ラインへの厚い信頼があるからだ。
 フットボールを始めたのは同じ中学出身で同期のWR井上(岳)に誘われ、一緒に練習を見学したのがきっかけだった。「とにかく真剣に練習する姿に魅かれて入部を決めました」。1年からTB、当初は「選手に当りにいくのが怖かった」。「監督に怖がるなと言われて、『やるしかない』と。自分から当って行ったら全然痛くなかった」。勝負を決めた最後の13ヤードのランは克服したインサイドだった
「クリスマスボウルでは3年前と2年前に負けてますので今年は絶対勝とうと思います」
  なお、今大会の最優秀ラインマン賞に早大学院のコグラン・ケビン(2年)、敢闘賞に駒場学園の上田賢吾(3年)が選出。高校日本一を決めるクリスマスボウルは12月23日、王子スタジアムで開催される。(石井雄基)

 

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