堅守を支えた“11年目”のMLB

高校全国大会、立教新座が22年ぶりの初戦突破

取材中に仲間から冷やかされ、「自分いじられる性格なんで」と恥ずかしがる立教新座52番、LB杉山慶多(2年)

  

 10月31日、全国高校選手権大会第2回戦が駒沢第二球技場で行われ、立教新座(埼玉・茨城・千葉地区1位)が45対17で日大鶴ヶ丘を破り、1988年第19回大会以来、22年ぶりの初戦突破、関東地区準決勝へ勝ち上がった。チームの歴史的勝利に貢献したのが、立教新座のラインバッカー(LB)の杉山慶多(2年)君だ。
 フットボールを始めたのは小学1年、社会人フットボールのトップリーグ、Xリーグに所属するオービックシーガルズの傘下であるジュニアシーガルズに「幼稚園の友達に一緒に行こうと誘われたのがきっかけでした」。小学6年になると立教池袋中、立教新座中の中学生有志で作られた「ラッシャーズフットボールクラブジュニア」へ移り、中学3年までプレーした。一貫してクォーターバックだったが「高校に入ったらハードタックルできるところをやりたい」と、進学後は現在のポジションを選択した。
 両目の下に黒いアイパッチを一直線に貼り、背番号52をつける。「NFLボルティモア・レイブンスで活躍するレイ・ルイスが好きで真似ました。試合前には携帯電話でレイ・ルイスのプレー動画を見て気持ちを高めています」。177センチ、90キロ、自分より体の大きい攻撃ラインに果敢にぶつかり、ボールキャリアには豪快にタックルする。小林寛監督は「不器用ですが、言われた事をとことんやり、思いっきりのいいプレーをしてくれます。練習も一人でタックルなどの基礎練習をこつこつやるタイプです」と評価する。
 大切にしている言葉は「貪欲」。中学3年時にフラッグチームが低迷した際に、「練習時間を増やし、みんなでひたすら練習したら試合で勝てるようになったんです。その時に、一生懸命やった分だけ絶対うまくなれるって実感して以来、この言葉を常に意識して練習しています」
  11月7日に早大学院(東京都1位)と大井第二球技場で対戦する。
  「早大学院は春の関東大会の優勝校、万全の状態で試合に臨みたいと思います」。(石井雄基)
(大会の詳報は毎月30日発売の月刊TOUCHDOWNをご覧下さい)

 

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