関東4強入りに活躍、守備の司令塔

高校全国大会、駒場学園が関東地区準決勝へ進出

「練習した努力が試合で報われた瞬間が本当に嬉しい」と語る駒場学園21番、FS神津大地(3年)

 

 10月31日、第41回全国高校選手権大会第1回戦が駒沢第二球技場で行われ、駒場学園(東京都2位)が56対27で三島(静岡県1位)を下し、関東地区準決勝に進出。守備の中心で活躍したのが、駒場学園のフリーセーフティ(FS)、副将の神津大地(3年)君だ。
 174センチ、70キロ、爽やかな顔立ちで、歯切れ良く取材に答える。フィールドでは相手の攻撃の体型を判断して作戦を決定し、全体に指示する守備の司令塔となり、ボールキャリアには低く鋭いタックルを浴びせる。信田潤一コーチは「例年はコーチが選手に作戦を一方的に伝えていたのですが、今年は神津が中心となって選手がスカウティングをして作戦についてコーチに相談しに来るんです。フットボールへの理解が守備では一番ですね」と評価する。 
  フットボールを始めようと思ったきっかけは小学5年だった02年2月、第37回スーパーボウル、タンパベイ・バッカニアーズ対オークランド・レイダースをテレビで観戦した時だった。
「チャンネルを回していたらたまたま見つけて。ルールも全くわからなかったんですが、選手がぶつかり合う迫力にすごく魅かれて自分もやってみたくなったんです」
 中学へ進学したがフットボール部がなく、「高校からフットボールを始めよう。そのために今のうちに体力作りだ」と最も練習量が多いバスケットボール部に入った。高校を選ぶ際は「プレーするなら強豪校」という基準で、両親に高校のフットボールに詳しい知人を紹介され、自身もインターネットで調べ、駒場学園を受験した。
 入部当初からFS。「フットボールの興味を持ってからNFLをテレビで見るようになったのですが、その時にショーン・テイラー(元NFLワシントン・レッドスキンズ/FS・21番、07年に死亡)を知りました。全部のプレーがかっこ良くてこんな風にプレーしたいと思い、同じポジションと番号(21番)を選びました」
 次戦は11月7日に大井第二球技場で慶應義塾(神奈川県1位)と対戦する。
「クリスマスボウルまで負けられない戦いが続きます。練習してきた事を出せるように、一戦一戦を大事に戦って行きたいと思います」。(石井雄基)
(大会の詳報は毎月30日発売の月刊TOUCHDOWNをご覧下さい)

 

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