二世フットボーラー、頑張る!

慶応、関東地区準決勝一番乗り

「今日は中央のランで相手LBを上手く止められました」
と話す慶応2年の71番高瀬智正

 10月31日、第41回全国高校選手権大会第2回戦が駒沢第二球技場で行われ、慶応(神奈川県1位)が22対10で日大第三(東京都3位)に勝利、関東地区準決勝へと駒を進めた。
 180センチ90キロのがっちりとした体躯で攻守両面での活躍を見せたのは慶応の高瀬智正(2年)君。攻撃ではクォーターバックのブラインドサイドを守るレフトタックル、守備はストロングサイドのタックルを担当、第1回戦の埼玉栄で活躍した日大第三の赤津裕之(3年)君とマッチアップした。「相手のマンパワーが強くて、本気で来られるとパワーではかなわなかったので、スピードで圧倒して、先輩を守る為に足をひたすらにかいて粘りました」。玉塚雅也監督は「大人しく見えるが、地道にやっているし、身体も備わってきている。2年生ながら、大きな存在。来年は成長してチームの柱になってほしい」と話す。
 フットボールを始めたのは社会人フットボーラーだった父親の姿に憧れて、「自分もやりたい」と思ったから。入部してからはプレーへのアドバイスをもらうようになり、試合も頻繁に観戦に来てくれているそうだ。「今日も来てくれています。その日の試合のことを食事中によく話すのですが、怒られるのと褒められるのは半々くらいですね。ありがたいです」。近年は父親がフットボール選手である二世フットボーラーも増加している。今後も、親子二人三脚で伸びて来るプレーヤーに注目したい。
 チームのオフェンスはIフォーメーションからのラン攻撃を軸にしつつ、パス攻撃を織り交ぜるバランス攻撃。ディフェンスは「43体型でスラントのチャージも入れて、とにかく相手のプレーを破壊していくのを目標にしています」。
 慶応は11月7日に大井第二球技場で駒場学園(東京都2位)と対戦する。
 「2年生なのに両面で使ってもらえているので、上級生と一緒にこのままクリスマスボウルまで頑張りたいです」。(智谷漣史)
(大会の詳報は毎月30日発売の月刊TOUCHDOWNをご覧下さい)

 

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