攻守蹴を引っ張る“ビッグ”ボーイ

高校全国大会初戦快勝の日大第三ライン赤津

元気に取材に答えてくれた日大第三77番、OL/DL/K赤津裕之(3年)

 10月24日、第41回全国高校選手権大会第1回戦が駒沢第二球技場で行われ、日大第三(東京都3位)が85対7で埼玉栄(埼玉・茨城・千葉地区2位)を下し、2回戦へ駒を進めた。この試合で、173センチ、107キロの分厚いサイズながら、切れの良い動きで攻守蹴で活躍し勝利に大きく貢献したのが、日大第三の左攻撃ガード兼守備タックル兼キッカーの赤津裕之(3年)君。
  赤津がフットボールを始めたのは、明治大でプレーしていた8歳年上の兄・彰紀(09年卒)の影響だ。
「兄の試合の応援にいってからフットボールに興味を持つようになり、高校生になったら自分もやりたいと思ったんです」
 「プレーするなら強豪校でやりたい」という思いから、兄のチームメイトから日大第三を紹介してもらった。現在の3つのポジションは「どれも全て楽しいです!」。特に「OL(攻撃ライン)で作戦によって自分がどうブロックすれば、走るコースを開けられるか考えてうまくいった時がすごく嬉しいです」
 4歳から中学3年の11年間はサッカーを経験。キック力をキッカーで発揮するのと共に、サッカーでボールをトラップした瞬間にパスする相手を探す感覚がOLのリードブロックする際に生きるという。
 「サッカーではボールを受ける直前に、周囲を見渡し動き回る数人の選手の中から次にパスする相手を自分も動く中ですぐ探さなければいけませんでした。この感覚がフットボールでは走りながら複雑に動き回る選手たちの中から自分がブロックする相手を瞬時に探すのにすごく似ているんです」
 プレー中に大切にしていることは「常に明るく声を出す」ことだ。
「昨年キックをミスして怒られていた時に、先輩に『次は俺がフォローしてやるから思いっきりいけよ』とよく励ましてもらいました。おかげで気持ちを切らさずにプレーできたのを覚えていて、それを今度は自分が率先してやっていこうと思ってるんです」
 日大第三は10月31日に駒沢第二球技場で慶應義塾(神奈川県1位)と対戦する。
「慶應には今春の関東大会に負けているので、まずはリベンジして優勝まで勝ち続けていきます」。(石井雄基)
(大会の詳報は毎月30日発売の月刊TOUCHDOWNをご覧下さい)

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