「6年ぶりの日本一」を目指す慶應高

2011年シーズン高校大会スタート

主将のDT/TE金子陽亮(慶應高、3年)

   

 慶應義塾高ユニコーンズが6年ぶり4回目の日本一に向けて春の関東制覇を目指す。
  昨年11月に新チームとなり、神奈川県新人大会に臨んだが初戦で敗退。4月から始まる春季関東大会の神奈川県予選に向けチームを立て直すため3月に茨城県神栖で合宿を行なったが、初日に東日本大震災、「1回目の大きな地震で全員グラウンドの中央に避難しました。続けて2回目の地震が起きるとグラウンドの周囲から液状化した土砂が吹き出してきました」(阿久沢武史部長)。合宿を中断し、震災から二日後に交通機関が復旧して帰宅できたが、練習が再開できたのがさらに2週間後だった。十分な練習ができなかったが、「主将のDT/TE金子陽亮が選手達をよくまとめ、慶応大に所属する学生コーチたちの指導によって、県予選を優勝し、関東大会に進出することができました」(阿久沢部長)。
  金子は昨年も攻守にチームの中心として活躍、RB原(2年)は、「下級生に対してもよく話してくれて親しみやすいし、試合になるとセレモニーで中央に歩いて行く背中が凄く力強く感じるんです」と話す。今回の非常事態でも、「気持ちを切り替えて、自分で今できることをやっていこう」と部員に伝え続けチームをまとめていった。
 昨年の関東大会3位の戦績を越え、日本一を目指すという意味を込めた「OVER」をチームスローガンに掲げた。「コーチの支えもあって試合を重ねるごとにみんな成長してきています。日本一に向けてまずは春の大会で優勝できるように頑張っていきます」(金子)
 6月5日より始まった春季関東大会で、慶應高は1回戦で都立西高に17対14。準決勝で埼玉栄(埼玉・茨城・千葉地区1位)を34対7で下し、6月19日の決勝では早大学院高(東京都1位)とあたる両校の因縁。同日に行なわれる関西大会決勝は関西学院高(兵庫県1位)が大阪産業大学附属高(大阪府1位)。(石井雄基)
(大会の詳報は毎月30日発売の月刊TOUCHDOWNをご覧下さい)

 

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