早学高、24年ぶり日本一

努力のスピードラッシャーLB吉田

最優秀ラインに選ばれた早大学院のLB吉田皓陽(3年)、フィールドで意識するのは「ハードタックル」(写真 尾川清)

 12月23日、第41回全国高校選手権大会決勝戦クリスマスボウルが王子スタジアムで開催され、早大学院が17対6で関西学院を破り、24年ぶりの日本一となった。最優秀ラインに贈呈される安藤杯にLB吉田皓陽(早学/3年)、最優秀バックスに贈られる三隅杯にRB井上広大(早学/3年)、敢闘賞にLB作道圭吾(関学/2年)が選出された。
 早学の守備が奮闘、今大会平均獲得点36の関学を6点に抑えた。DLのセットする位置や人数が複雑に変化する守備で関学攻撃ラインのブロックミスを誘い、ロスタックルを量産した。
 1Q9分に早学は井上が20ヤードのランで先制(キック成功)、2Q3分にQB北村(3年)からWR松本(3年)へのTDパスで、14対0で前半で試合の主導権を握った。
 関学は4Q2分に、FB若竹(3年)のダイブでゴール前まで前進。RB竹之内(3年)が飛び込みTD、14対6(キック失敗)と追い上げた。しかし、9分に早学はFGで17対6と突きはなし、関学の最後の攻撃もDB藤原(早学/2年)がインターセプトして、11点差が残った。
 活躍したのがOLB吉田皓陽君だ。素早いラッシュでLTをかわし、ロールするQBやオープンを走るキャリアをタックルで仕留め続けた。
 一昨年のクリスマスボウルで早学が敗退した時、サイドラインからフィールドで涙を流す先輩の姿を見て「すごく悔しかったのを覚えています」。
「今大会でリベンジのチャンスが来て、必ず勝ってやると思っていました」
 今年に入り守備の前線の人数不足によりDBからLBへ転向、新ポジションに慣れず瞬時の判断に戸惑い今春は控えだった。しかし、主将の生駒(3年)は「普段は大人しいけどすごく努力家で、内には熱い気持ちを持っているやつです」。コーチに『思いっきりプレーしろ!』と言われ続けながら積み重ねていった練習の成果が今大会で現れ、スターターを獲得。この試合でも3回のロスタックルを決めた。吉田守備コーチは「今日の試合を含めて、今大会を通じて本当に良く成長してくれた」と評価した。
「まだまだ出来てなかった部分がたくさんありましたけど、勝てたのも監督やコーチ、チームの仲間たちのおかげです。優勝できて本当によかったです」。(石井雄基)

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