トラッピーズの底力

第12回JFLAG2010全国大会に初優勝

JF2010全国大会出場8チーム(2010年3月21日、王子スタジアム)

チーム表彰式、(左から)レインボウズ、B・アンフィニ、ジュベナイルズ、バリエンテス、トラッピーズ、プレジャーズ、ワイセンベルグ、ポラリス

全国大会MVP、(左から)井浦綾子、男子MVPの竹川雅祥(ともにトラッピーズ)

全国大会ベスト選手(左から)篠原真寿子(トラッピーズ)、三浦さゆり(東京ヴァリエンテス)、井上宏美(枚方プレジャーズ)、津下絵里(岡山B・アンフィニ)、増永文子(柏レインボウズ)

 史上に残る逆転、初優勝!
 FFFCトラッピーズ(東日本)が、0対12から後半4TDを挙げて、26対18で東京ヴァリエンテス(東日本)を下し、優勝決定戦を制した。ベテラン揃いのトラ選手が抱き合って喜ぶ、劇的な展開だった。
 第12回フラッグ春季日本選手権JFLAG2010(主催NPO法人フットボールジャパン、後援 関西学生アメフット連盟、日本テレビ、TOUCHDOWN、協賛明治製菓ザバス)の全国大会は、3月21日(日)黄砂が覆う王子スタジアムに全国8代表を集めて開催され、2ブロック首位同士の対戦に勝ったトラッピーズに午後からの陽光が輝いた。
 決勝の前半は完全なバリ・ペースだった。フラッグ界有数のQB岡林―WR竹井コンビで2TD、要所で三浦(さ)の捕球、辻村(明)のラッシュを生かした。後半、血相をかえたトラの反撃が開始した。QB竹川が篠原(真)、SB井浦(綾)、熊谷などへの4連続TDパスで逆転した。守備の美技も逆転を支えた。じつはこの対戦、東日本大会では32対0とトラが完勝していた、その経験を終盤に生す試合巧者ぶりが光った。今年タイガース(トラ)とホッピーズが合体した、トラッピーズとしては初の優勝だった。
 レベルアップが顕著だった、全国大会で旋風を起こしたのは3位決定戦で対戦した枚方プレジャーズと岡山B・アンフィニ(以上西日本)の2チームだった。47対32で勝ったプレはQB堀口から宮武のパスを核に、井上(宏)、大西(悠)の動きは傑出していた。アンフは、藤井、松田、津下(絵)を核に、抜群のチームワークとスピードで好試合を展開した。
 5位金沢ワイセンベルグ(東海)は受けて立つ癖が出て、優勝戦線から落ちた。宮崎―大空、重松にプラスαがほしい。6位の柏レインボウズ(東日本)はパス攻撃再構築中、森下―遠藤の新ラインが核。7位京都ジュベナイルズ(西日本)は競り負けが多かった。8位宝塚ポラリス(東海代替出場)は準備が不足した。
 最優秀選手は井浦綾子、男子最優秀パーソンは竹川雅祥(以上トラッピーズ)。優秀選手には、篠原真寿子(トラッピーズ)、三浦さゆり(東京ヴァリエンテス)、井上宏美(枚方プレジャーズ)、津下絵里(岡山B・アンフィニ)、増永文子(柏レインボウズ)。
 大会5日前に東海代表静岡トルプードルが選手負傷で棄権、東海地区次点2チーム、西日本大会(関西在住)次点2チームの辞退を経て、西日本次次点のポラリスが代替出場した。

 なお、運営は西日本大会出場クラブ理事による実行委員会(濱口徹委員長)が担当した。今大会中に選手登録不徹底に対する確認が行われ、今後出場要綱に反する行為に対しては即時出場資格剥奪で対応することが再確認された。なお、次回AFLAG大会より、出場申請時に「(昇順)背番号付選手名簿」の提出が義務付けされる予定。出場クラブ選手は固有背番号付ジャージーが必要になる。

*4月30日発売のTOUCHDOWNでJFLAG2010特集を掲載します。

back