岡山Bアンフィニ、友情に限りなし

第14回JFLAG全国大会に初優勝

JFLAG2012全国大会出場選手及び関係者(3月18日、王子スタジアム)


左から岡山Bアンフィニ(優勝)、金沢ワイセンベルグ(2位)、宝塚ポラリス(3位)、三都マナティーズ(4位)、辰巳メトロポリタンズ(5位)、東京VALIENTES(6位)、扇町チョコボールズ(7位)、名古屋D7うなぎ(8位)

全国大会最優秀選手の松野友理子(岡山Bアンフィニ)、金中康明(岡山Bアンフィニ)

 

左から全国大会優秀選手の石川千加(辰巳メトロポリタンズ)、作間美紀(宝塚ポラリス)、宮下優子(三都マナティーズ)、相川美穂(金沢ワイセンベルグ)、笠原千帆里(岡山Bアンフィニ)

 黒紺のジャージが、飛び上がって抱き合った。残り時間2分を切った時点で、QB藤井からのロングパスがWR松野(友)に通り、点差が大きく17点と開く、決定的なTDとなった。初出場から8年、待望の全国大会初優勝。いつもクールなチーム代表者の、松田の目から涙がにじみ、仲間たちが駆け寄って、彼の背中をどやし、大きな歓声をあげた。
  東北震災被災者の喪に服して、2年振りの開催となった全国決勝大会は、岡山B・アンフィニ(西日本代表)が、終盤に若さを爆発させ、52対28で金沢ワイセンベルグ(東海代表)を下した。最優秀選手は、女子が松野友里子、男子が金中(かなか)康明、2人共に岡山から選出された。

 第12回ミックスフラッグ春季日本選手権AFLAG2012(主催NPO法人フットボールジャパン、後援 関西学生アメフット連盟、日本テレビ、TOUCHDOWN、協賛明治ザバス)全国決勝大会は、3月18日(日)、時折小雨がぱらつく王子スタジアムに、東日本2、東海2、西日本4の合計8代表を集めて開催され、A、Bブロック首位同士の対決で日本一を争った。
  決勝の前半は接戦だった。金沢はQB宮崎がSB加藤(雅、現役殿堂入り)、相川(美)に短く、WR大空に長くパスを決めて、21対18とリード。しかし、後半は一転した。岡山がQB藤井からWR松田、金中へのパスで31対28と逆転、迎えた正念場で、岡山が津下(絵)、松野(友)と連続して女子にTDパスを通し勝負が決まった。坂井のパスラッシュを核に守備の対応も鋭かった。
  岡山は2005年FJ加盟、高校時代のフラッグ仲間がチームを結成、JFLAGは最近連続3回(うち1回は中止)、AFLAG1回と4度目の全国大会出場で待望の初優勝をとげた。アンフィニは無限の意味、同じ世代が8年間で培ったチームプレーには、見ている観衆の胸を打つドラマを感じる。
  敗れた金沢は日本ミックスフラッグ界の雄、今大会は4試合目で動きが鈍り、後半はパス守備が乱れた。トップを維持するには、対応が必要な時期だろうか。
  3位は今季好調だった宝塚ポラリス(西日本)、QB升元から作間(美)、辻(恵)、丹羽へのパスは充実していたが、守備に課題を残した。4位三都マナティーズ(西日本)も同様に試合マネジメントが課題、QBモートンから中塚、坂本へのパスに決定力があったが、C宮下(優)などを生かせなかった。5位辰巳メトロポリタンズ(東日本)は最終戦でQB津金(智)と佐藤のパスコンビが力を発揮、6位東京バリエンテス(東日本)は、期待されたが、第2戦で三都に競り負けてリズムを乱し、竹井(明)、三浦(さ)が生きなかった。7位は扇町チョコボールズ(西日本)、初出場で全国大会のリズムをつかめず、惜しい競り負けを繰り返した。D7うなぎ(東海)は第1試合で女子選手が負傷、以後はオープン参加となった。全国大会優秀選手は、笠原千帆里(岡山Bアンフィニ)、相川美穂(金沢ワイセンベルグ)、作間美紀(宝塚ポラリス)、宮下優子(三都マナティーズ)、石川千加(辰巳メトロポリタンズ)。

 なお今大会から、選手のマウスピース着用、大会公認ボール(ホワイトボール)の使用が公式大会規則となったが、いずれも円滑に運営され、とくに大幅な負傷発生の減少はマウスピース着用による効果と推定される。全国大会は、西日本連盟所属理事による全国大会実行員会が主管にあたった。
  次回のフラッグフットボール日本選手権は、7月下旬〜8月下旬のAFLAG2012(予定)、大会規則の統一ユニフォーム着用の規則を厳格に適用する予定である。

以上

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