米国完璧優勝

SWC決勝でカナダを粉砕

写真提供 TOUCHDOWN

大会MVPを受賞した米国RB1ネイト・キミック 優勝トロフィーを手に沸く米国代表選手

閉会式で発表されたオールトーナメント・ファーストチームに選出された日本代表CB加藤(左写真)、WR前田(右写真)(共に鹿島)

 

 米国を追い越すには100年かかるかもしれない。しかし100年で越えられるなら、挑戦する価値がこのスポーツにはある。
 7月16日(土)、オーストリアのウイーン市で開催された、第4回世界選手権決勝で米国が初出場のカナダを50対7で一蹴、世界2連覇をかざった。大会4試合で総得点176 、総失点21と、記録で『完璧優勝』を証明した。大会MVPは米国のRBネイト・ミックが受賞。大会ベスト23(オールトーナメント・チーム)が発表され、第3位の日本から、WR前田直輝、CB加藤公基(以上鹿島)が選出された。国別では、米国11名、カナダ7名、メキシコ3名、日本2名。

 試合開始直後の米国攻撃は慎重に時間をかけた。切れの良いショートパスとラッシュを重ね、12プレー、77ヤードをエースRBミックの2ヤードランで仕上げた。カナダは直後の第一ダウンに、SEが完全フリーのディープパスを落球したが、チームの気迫は下がらない。第1Qは7対0。しかし、2Qにカナダが崩壊した。ランとパスで攻め込み、QBがショットガンからのブーツレッグで走ったが、米国陣2ヤードで落球(タッチバック)、これでメンタルが切れた。米国にQBドローで追加点を許した次の攻撃に、パントを蹴らずにエンドゾーンで膝をつく、不可解なプレーを選んだ。米国は、再びQBが走り23対0と大きく差が開き、試合が決まった。カナダは前半残り6秒に、日本戦の立役者スティーブンスがTDを上げたが、米国は残り6秒で追加TD。前半で37対7、後半は時間を消化するだけだった。(佐戸豪人)

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