日本、三決でメキシコと対戦

世界選手権第3戦カナダに逆転負け

写真提供 TOUCHDOWN

カナダRB33マット・ウォルターズを追いかける日本代表主将LB2古庄(オービック)
 

 「一つに集中」を合言葉に、王座復活に臨んだ日本代表だが、その難しさを思い知らされた。
 7月13日、酷暑が続くアーストリアのグラーツ市で、第4回世界選手権Bグループ最終戦が開催された。無敗対決に臨んだ日本は、終了3分31秒前に逆転され、27対31でカナダに敗れ、2勝1敗となって4大連続決勝進出の道を断たれた。初出場のカナダは、16日の決勝で前回優勝の米国と世界一をかけて対戦する。
 試合残り5分31秒、日本はQB高田がWR木下、小川へ快心のパスを通し、RB末吉が2ヤードを頭から突っ込んで、27対24と再逆転した。時間は大きく残ったが、流れはあきらかに日本にあった。次の試合への思いがちらりと頭をよぎったかもしれない。
 それまでのハードヒットで体力を消耗、出場時間が減っていたカナダの切り札RBスティーブンスが、そこをついた。27ヤードから走り出てこの試合初キャッチをすると、完璧だった日本の守備陣がもつれ、快足を追いきれない。一気に72ヤードを走り、これがカナダの再々逆転に直結した。集中力を失ったか、その後の日本はキックリターン、攻撃で空転した。
 表彰選手はスティーブンスと、39ヤードを走り1TDをあげた丸田泰裕(鹿島ディアーズ)。勝ったカナダのホイラー・ヘッドコーチは「信じられない展開のゲームだった」と劇的な試合をもたらした両チームの選手、関係者を讃えた。日本代表の森清之ヘッドコーチは「選手、コーチたちを誇りに思うが、自身として落胆した。次の試合はもっといい結果を出せるように準備したい」と頭を切り替えた。15日ウイーン市で開催される3位決定戦で、Aグループ戦でアメリカに7対17と肉薄したメキシコと対戦する。(佐戸豪人)

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